植物の特徴類似説

アロマを学ぶ時
各精油の作用や特徴を覚えるのは
最初はなかなか大変ですよね



医学の父ヒポクラテスや
医化学の祖パラケルススが唱えた



「特徴類似説」



という考え方を用いると
精油の作用を覚えやすいと言われています



この特徴類似説というのは


植物の形や色、生息する場所などの特徴が
その植物の作用を指し示す



という、ハーバリスト達の間では
よく知られている考え方です



例えば

アイブライトという植物は、白い花びらの中に赤い筋模様があります。
その外見が、目の充血や炎症のように見え、その花の抽出液で目を洗うと目のトラブルが治ると言われ、結膜炎や花粉症などで目が充血した時にハーバリスト達はよく用いるそうです。




他にも

【葉から採れる精油】では
葉の形がなにかを攻撃する刃物や槍を連想させ

他の精油以上に細菌や真菌

ウイルスを殺す力が強い

感染源が体内に侵入したときにそれらを殺す白血球を含めた免疫系の力やバランスを強化する

シャープな香りが冴えた頭脳にさせる。



【樹脂から採れる精油】では

樹脂がいずれ固まり、幹の内部が空気に晒されないようにする様子が、人の体が傷付いた時に出る血がいずれ凝固し表面を覆う様を連想させ、滲出性の疾患のケアが得意。


など、他にも抽出される部位別に

同じような類似説がいろいろあります。




さらに
病名ではなく、症状や体質で診る東洋医学の考え方も併せてみてみると、抽出部位と精油の作用の関係がさらに分かりやすいようです。




例えば

先の【樹脂から採れる精油】の類似説から

樹脂と血液が似ているようにみえます。

東洋医学では婦人科系のことを

「血の道」と言いますが

樹脂の精油も婦人科系の強壮や症状の緩和に

有用性があると言われています。



植物の作用をすべてこの考え方で説明することはできませんが、あいうえお順にひたすら作用を覚えたりするより、この特徴類似説も当てはめると私はより覚えやすかった気がします


今でもこの特徴類似説を思い出しながら植物を見ると楽しめます


アロマやハーブを勉強中の方
資格試験など控えている方


ぜひ参考にしてみてくださいね

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