風水と香り

「風水」とは、中国の古代から伝わる環境設計の哲学で、特に住居や建物の配置、内装、周囲の環境が人間の運や健康に影響を与えるという考え方のこと。


私の周りでは、建築関係の仕事をしている友人知人、会社経営をしている友人などがほとんど実践している影響から、私もできる範囲で取り入れています。


「龍」とか金色のなにかとか、いかにもな風水アイテムは、家の雰囲気ともなんか合わないし、正直まだ抵抗があるので置いてないですが、風水的に良いとされる「観葉植物」は積極的に取り入れるようにしています。



目に見えないことなのでうまく説明できませんが、観葉植物はやはりあったほうが、色んな意味で空気が良くなることを、私も感覚的に受け取っているので、大切にしています。

他に私が風水的に良いとされるもので取り入れているのは「植物の香り」。




風水に少し興味はあるけど、仰々しいのは抵抗ある、という方にもお勧めしやすいです。

香りと風水は古代から人々の生活に取り入れられてきましたが、近年、香りがもたらす心理的・生理的な効果についても科学的なエビデンスが集まりつつあります。


香りにはリラックス効果、集中力向上、ストレス緩和、抗菌作用などがあることはすでに知られていますが、これらの効果を風水における「気」の流れの活性化や空間浄化に応用することで、生活の質が向上すると考えられています。


ある研究によると、ラベンダーの香りはストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えることが分かっており、実際にラベンダー精油を用いた香り療法で心拍数や血圧の低下が確認されています。

風水では、落ち着く空気を整えるとされる寝室にラベンダーの香りを用いることで、心身を落ち着かせ、リラックスした空間が作りやすくなるかもしれません。

また、風水では空気を活性化するために柑橘系の香りが推奨されることがありますが、これもエビデンスに裏付けられています。
(風水では「陰」とか「陽」といった言葉が用いられますが、そのあたりの私の理解が浅いので、私なりの解釈も含まれています)


例えば、オレンジやレモンの香りには覚醒効果があり、作業や勉強時の集中力を高める効果があることが実証されています。

研究では、柑橘系の香りが脳の前頭前皮質の活動を活性化し、気分の明るさや注意力を向上させることが確認されており、リビングルームや玄関など、活気を与えるような場所におすすめです。

風水においては、空間の浄化も重要な要素です。

特にホワイトセージの香りが浄化に使われることが多く、科学的にもその抗菌効果が実証されています。

ホワイトセージを焚くことで空間中の空気中微生物が減少することが分かっているそうです。



香りと風水の関係には、古代からの知恵と現代科学のエビデンスが重なり合っています。
風水で重視される「気」の流れに香りを用いることで、科学的に実証されたリラックス効果や集中力向上効果が活かされ、空間全体のエネルギーが整うと考えられます。

好きな香りを選び、空間に取り入れることで、運気はともかく、日常生活の質が高まるはずです。


アロマセラピー、ぜひ取り入れてみてくださいね*

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